月の色

月の色

「月の色を思い出すには、家を出て、ガレージに続く額装した道を見ればいい」ー2度目の月面着陸に成功したアポロ12号の船長、チャールズ・コンラッドの言葉です。

実際の月はくすんだ生彩のない色合いをしています。夜の空を背景に、月を明るく照らし、みんなから愛される温かな色合いを与えているのは、実は太太陽です。

澄み渡った夜の空に、月が空高く、白い化学姿であらわれていても、それは錯覚にしかすぎません。太陽系の中で、本来は、月は最も暗い「星」なのです。

月の色は、地球の大気を吸収することによって生じ、太陽と同じように、地平線に近づくにつれて黄色から赤へと変化します。平均すると月は太陽の7%を反射しているのです。

実は、お月様にとって、「太陽」はとても大切な存在なのです。